ウレシパモシリ農園日記

農園の様子や作業内容、日々の生活、農への思いなどをアップしていきます。
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春分の日

2011年3月22日火曜日

 昨日は春分の日。それでも岩手はまだ氷点下の冷え込みがつづいています。この春ほどなかなかワクワク感が湧いてこない春もないようです。お彼岸だけれども、被災地ではお墓参りに行きたくてもいけない残念な状況がつづいています。 
 ようやく岩手県沿岸の被災地では徐々に基本的な食糧や生活用品はゆきわたりつつあります。ただ、燃料以外では衛生用品などのこまごましたものがあまり行き届いていませんので、そういったものを今私達はお届けしています。報道によれば今週には燃料も行き渡りそうなので、それまでが緊急支援だと思っています。幸い東京、長野からWVO車が2台駆けつけてたので、行政の手の届かないところをカバーしていきたいと思っています。公的な避難所では受け取れる物資も、結の精神を発揮して個人宅で知人などを受け入れているところでは受け取れないという皮肉な状況もあります。もう既にそういうところもありますが、今後一斉に援助物資が届きだして場所によっては置き場に困る状況も予想されています。
 天ぷら油救援隊?は、物資を下ろしてからは、埋葬までのタイムリミットがせまってきてしまっている遺体安置所での身元確認や入浴などのための移動手段を提供しています。
 命を失った多くの被災者の皆さんのご冥福を心からお祈り申し上げます。

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ありがとうございます。

2011年3月17日木曜日

 東日本大震災のあと、たくさんの方々から御心配の連絡をいただきました。また、「できることがあればいってください」という温かいお言葉もたくさんいただきました。本当にありがとうございます。
 ようやく支援物資の大きな流れは整いつつありますが、避難所でのニーズとかみあっていなかったり、自宅や隔絶された地域で寒さや飢えをしのいでいる方々もまだまだいらっしゃいます。
 私たちののまわりでも支援物資を届けたい方はたくさんいらっしゃるのですが、燃料不足が深刻で動けないのが現実です。
 たまたま当日に、今回はゆっくりお話したいということで2度目の訪問だったバイオディーゼルアドベンチャーhttp://space.rgr.jp/bio/の皆さんが支援活動ために岩手にしばらく残る決断してくれたので、廃油をこの地域で確保することや、食糧や水、衣類、衛生用品などを地域の皆さんにご協力いただいて集めながら、天ぷら油を燃料にして避難所に届けてもらっています。
 避難所でのニーズも日に日に変化しています。まだまだ、緊急性になるべく応える努力が続きますが、今後「避難」から「暮らし」への移行の難しさが予想されます。
 そんな予想される困難の中にも、わずかでも希望を見出していただけるような活動を皆さんとともに模索していきたいと思っています。

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東北地方太平洋沖地震被災地支援募金のお願い

2011年3月16日水曜日

子どもたちは、昨日地震後初登校しましたが、そのまま終業式になったようです。
スクールバスの燃料や給食が用意できないという問題もあるようです。
ただ、卒業式、今年度で閉校になるための閉校式は実施されますが、スクールバスはでないため徒歩または保護者送迎による登校となるようです。登校するかは選択できるようですが、ガソリン不足で保護者による車送迎が出来ない場合は徒歩で登校するように、とのことでした。

今は、こちらも現在ある燃料を大切にしないといけない状況なので、卵の配達等も自転車にきりかえることを考えています。また、薪の確保や貯えている食糧の確認と、ガソリン不足のまま来年度の農作業をむかえる場合どう進めるかなど、話し合っています。

燃料がない状況なので、沿岸に支援をしたいと思ってもなかなか動けない状況です。
ただ、現在は地震時にウレシパモシリに来訪中だったバイオディーゼルアドベンチャーhttp://biodieseladventure.com/japanese/index.html
のお二人が行っている支援活動をここでサポートしています。
お二人はバイオディーゼル車(てんぷら油を精製する機械をを積んでいる車)で支援物資をピストンしています。

また、私たち(たーぼ&なみこ)がウレシパモシリに来る前に務めていた北海道のNPO(NPO法人ねおす・黒松内ぶなの森自然学校)が地震の翌日から物資を積んで、釜石を中心に支援活動を始めました。

北海道はまだ燃料や物資の流れもある状況のようで、南では福島や宮城の現状がある中で、北海道からの支援が有効になっていくのでは、と私たちも考えています。
北海道の仲間たちが現場支援、募金活動も開始したので、ご賛同いただける方はご協力いただけると幸いです。ウレシパモシリでもつながって支援できれば、と考えています。
(なみこ)

以下、NPO法人ねおすからのメールです。

> ねおす事務局高木八千代です。
>
> ねおす代表・高木晴光が現在、岩手県釜石市栗林地区にいます。
>
> 黒松内・ぶなの森自然学校スタッフの柏崎未来の親戚の家に
> テントを立てて滞在しています。
> その場所にも20名程度の避難者がいるようで
> (お年寄りが多く)直近の食料、燃料も不足しているようです。
>
> これを受けて、明日の夜に第2陣を出すことにいたしました。
> 苫小牧~秋田を経由して燃料や食料、生活用品の緊急支援を行います。
>
> また、同時に 活動資金の募金を開始したいと思います。
> ねおすに関わるみなさまにも協力いただければ幸いです。
>
> ---------------------------------------------------
> 東北地方太平洋沖地震被災地支援募金のお願い
>
>  私どもNPO法人ねおすは、子どもから大人まで幅広い層を対象に、自然活動、環
> 境教育、野外教育等のプログラム企画、運営など環境学習に関する事業を行ってきま
> したが、災害時の救援の活動も私どもの活動のひとつです。
>  平成23年3月11日に発生した「東北地方太平洋沖地震」などの被害に対して、野外
> 活動の技術を活かし、特に子どもたちへのケア活動を中心にした支援活動を開始いた
> します。そのための活動資金や被災地への物資購入のための募金を募っております。
> 是非みなさまのご協力をお願い申しあげます。
>
>   ・送金先
>  口座番号:
>  北洋銀行 円山公園支店 4014711
>  ねおす募金特定非営利活動法人ねおす 理事 高木晴光
>
>  ネオスボキントクテイヒエイリカツドウホウジンネオス リジ タカギハルミツ
> ※「ねおす募金」のみでも送金できます。
> ---------------------------------------------------
> よろしくお願い致します。

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みんな無事です!

2011年3月13日日曜日

たくさんの皆さまから安否のご連絡いただいていますが、こちらはみんな元気です。
ご心配いただき、ありがとうございます。

本日夕方から、ようやく電力が回復し、ネットもつながるようになりました。

ものすごい揺れでしたが、本棚の本が飛び出したり、コップが割れたり、薪が崩れたりという被害のみで、みんな怪我もなく、建物、畑にも被害はありませんでした。

今までの普通の生活に戻るまではまだ時間はかかりそうですが、何ができるか考えて行動していきたいと思います。