ウレシパモシリ農園日記

農園の様子や作業内容、日々の生活、農への思いなどをアップしていきます。
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はざがけ

2010年9月28日火曜日

はざかけ。漢字では稲掛と書くみたいです。

今日は雨でしたが、雨の中支柱を作って稲掛をしていました。もち米と陸羽132号という品種のお米(宮沢賢治さんが普及していたお米)を刈り終わり、稲掛も終了しました!
残すお米は「ひとめぼれ」 ですが、稲刈りまではもう一週間くらいかかるようです。

雨のため、午後からはお休み。大沢温泉に行ってきます!


たーぼ


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東北自然農実践者の会

2010年9月27日月曜日

東北自然農実践者の会から昨日の夜に帰ってきました。
福島からの帰りは、なみこの昔からのお友達も一緒で夏油の瀬美温泉によって帰ってきました。今日と明日とウレシパモシリにファームインしていきます。早速、今日は稲刈りと「はざかけ」をみんなで行いました。人数も増えて、稲刈りも急ピッチで進んでいます。

さて、東北自然農実践者の会ですが、とても貴重な経験をすることができました。
私の中では、「耕さない」「肥料や農薬を使用しない」「虫を殺さない」「草は抜かずに刈って、その場に置く」というので作物を育てることを自然農と呼ぶのかなぁと思っていたのですが、実際には液肥(糞尿をEMで分解したもの)をあげたり(作物が育つ最低限の量だけ補いという形で)、ネギの定植なんかでは鍬で一列穴を掘ったりとされているようでしたので、私が思っていたようなルールで行われている栽培方法ではなかったようでした。

それでも草を刈って倒して刈って倒してとしている畝の中は、柔らかい草が生えているくらいで、野菜の生育には悪い影響を与えているようには見えなかったし、みんなそれぞれが色々な工夫をしながら自分の畑の土や周りの環境と接しているというお話を聞き、これからの自分たちのやりたいことにも生かしていけたらと考えています。

何をもって自然農というのか、結局よくわからなかったのですが、まわりの自然と共に作物を育てていく、その為に周りの自然、畑、作物をよく見て観察して、より自然な状態で栽培していこうという農なのかなと感じました。(全然違っていたら、すいません)

 今回の一番大きな収穫は、同じような志をもった(私が勝手に感じているのですが、これも違っていたらすいません)とても魅力的なたくさんの人と出会えたことです。たくさんのパワーをいただきました。
1泊2日短い間でしたが、 ほんとうにありがとうございました!

たーぼ

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収穫の秋に福島へ

2010年9月24日金曜日

黍(キビ)の収穫に始まり、稗(ヒエ)の収穫、タカキビの収穫、米の収穫と穀物の収穫が続いています。
ここ一週間ほど雨が降ったりやんだりと、天候に恵まれずに思うように収穫は進んでいませんが、来週は天気が回復して、大忙しになりそうです。

そんな忙しい季節ですが、私となみこ2人の研修生は明日、明後日と開催される「東北自然農実践者の会」に参加するためにこれから福島まで行ってきます。

私たちは自然農の実践者?というわけでもないのですが、自然農って実際どんなふうにやっていて、どんな畑で、どんな作物がどんなふうにとれているか、というのを勉強してこようと思っています。それと集まった方々がどんな生活をされているかにもとても興味があるので、たくさんお話聞けたらいいなぁと思っています。

今日は仙台あたりで車中泊の予定。

たーぼ

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稲刈りスタート!

2010年9月23日木曜日

いよいよ昨日より稲刈りがスタートしました。
まずはもち米(4畝くらい)からです。

4隅+αを手刈りしてから、バインダーという手押しの機械で刈ってゆきます。

2時間ほどで刈る作業は終了。植えたり捕食したり、除草したりと手間暇かけて育ててきた時間に比べるとあっという間で、なんだかあっけない感じでしたが、私にとって初の稲刈りは「やっぱり田んぼの作業いいなぁ」と改めて感じさせてくれました。


稲刈り用の鎌の使い方、稲の束ね方、縛り方、まだまだ遅々とした仕事っプリですが、少しずつコツをつかんできたので次回はもう少し早くできそうです。

次は「陸羽135号」という品種のお米の稲刈りです。(宮沢賢治さんが普及に力を入れていた昔の品種のお米)

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自然への信頼

2010年9月17日金曜日

今日は
午前中、自然栽培で育てている大根、白菜、カブ、菜っ葉類の除草を
午後からアワ、カボチャ(軽トラ満タン1杯以上も!)を収穫しました。

午前中に作業した畑は、今、野菜たちがとってもいい状態で
綺麗な黄緑色をした葉がすくすくと元気に育っています。
こんな畑で仕事ができるなんて本当に幸せだ、とつくづく感じました。

自然栽培で育てていて、肥料は一切入れていません。

ある友人から
なぜ、肥料を入れずに野菜が収穫できるのか。
野菜を育てた分だけ養分がなくなってしまうのでは?と聞かれました。
物理的にいえばそうだけど・・・うまく答えられない私がいたので、
今日、とおるさんに率直に投げかけてみました。

返ってきた言葉のはじめが「自然への信頼」でした。
パーマカルチャーや自然栽培を選択していった思いや
それらが向かっていく方向性など たくさんの話を聞くことが出来ました。

私もこれからどんな農を営みたいのか。農を通して何を表現していくか。
具体的に絵を描こうと思います。

なみこ

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稲ワラ

2010年9月15日水曜日

昨日から始まったタカキビの収穫。
70cmくらいの長さで穂を刈り取りましたが、
今朝から稲ワラで束ねて干す作業もしています。

タカキビの長さをそろえて束を作り、
稲ワラを使って束ねます。
稲ワラを3-4本しごいて、片手で(親指と人差し指だけで)
くるくるとワラをひねって束ねて、干すのです。

とおるさんはひょいひょいとやってしまうのですが、
初めての私たちにとっては難しい。
何度か練習しながら、みんな真剣にやりました。

だいぶできるようになってきましたが、
明日の朝がちょっと怖い。
タカキビがゆるゆると落ちてきていませんように!!

なみこ

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ミョウガとタカキビ

2010年9月14日火曜日

ようやく晴れました。
暑い夏の日々でしたが、雨が一気に秋を運んできたようです。

今日は、昨日子どもたちとたくさん収穫したミョウガを1日干していた分で
ミョウガの梅酢漬けを作りました。
昨日は甘酢漬けを作りました。
たくさん漬けましたが、薬味となる野菜なので
一度にたくさん食べられるものではないみたい。
たくさん食べると私は脳の奥の方が変な感じがしました・・・
刻んで、和え物など色々と使えそうです☆

午後からは安俵(あひょう)地区に借りている畑へ
タカキビの収穫に行きました。
今年のタカキビはとってもよい出来だそうです。
原種はアフリカなので暑さに強いようです。
でも今年の暑さだけがよかったのではなく、
苗を移植する時期、草を出さないように中耕に入った時期
それらがビッタリといったようです。

2~3mに育ったタカキビを見上げながら穂をハサミで刈り取りました。
トレーに一粒一粒小さな種を撒いたのが5月20日頃。
・・・120日。すごい。
このエネルギーの流れをどう捉えたらいいんだろう。
ミョウガもあんなにポコポコと新しい芽をだしていた。

しっかりと観察していこう

なみこ

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鶏の解体

2010年9月12日日曜日

16羽、鶏の解体を行いました。
ウレシパモシリに来てから鶏を解体したのですが、私にとって3回目の解体。
頸動脈を切るときは一発で切れるようにはなってきたのですが、切る前の鶏の目を見ると「そこまでして肉を食べたいか?」という心の迷いや「ちゃんとここを切れば一発で絞めれるか?」とか色々考えてしまい数秒ではあるけど、抑えつけてから時間がかかってしまいます。

その間、鶏は覚悟を決めて黙って切られるのを待っているわけで、本当なら迷わず早くやってあげた方がいいのですが、ビビってしまう。


しっかり覚悟を決めてやれるようになるために、まだ、日々の鍛錬が必要なようです。


解体した鶏は発とレバー、砂肝はここでおいしく頂き、丸鳥は東京の完全無添加ラーメンのお店に行ってとてもおいしいスープになります。

立川にあるその道の人は知っている、お店らしいです。一度は食べに行きたいです。


たーぼ

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早池峰山登頂

2010年9月11日土曜日

午前中は安俵(あひょう)の畑に行って、長ネギの土寄せやバショウナの種まきをしたりしてきました。途中から降ってきた雨はどんどん激しくなってきて、明日いっぱいまで降り続きそうなので、午後からはお休みとなりました。

さて、農作業とは関係ないのですが、昨日お休みをいただいて、早池峰山を登りに行ってきました。暑くもなく、寒くもなく眺望もきく最高の天気の中、ゆっくり楽しく登ることができました。頂上では東は太平洋、西は鳥海山まで観ることができて、監視員のおじさん曰く「今年最高の天気」とのことでした。

普段から畑やそのまわりの自然とはふれていたのですが、山の自然とふれるのは久しぶりだったので、なんだかとっても元気をもらって帰ってきました。

今度は岩手山か?

たーぼ

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4tユニック2台分

2010年9月7日火曜日

来年のこの時期までの1年間の豚と鶏の餌となる「くず小麦」が4トンユニック2台に積まれてやってきました。

25~30kg入りの紙袋が何個あったのかはわかりませんが、大人6人がかりで倉庫に搬入しました。正味1時間の作業でしたが、久しぶりに力仕事をしたなぁという感じです。
曇り空のもとでの作業になって、ホントに助かりました。

かなりのちから作業だったので今日は早めに切り上げて、これから朝の溝掃除でゲットしたドジョウを唐揚げにして食べます!

人生初のドジョウ、楽しみです

たーぼ

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どじょう

2010年9月6日月曜日

お米もたわわに実り、稲刈りも間近に迫っています。
今は、田んぼは水を落とし、乾かしています。
しかし、水はけの良くないところもあるため、
昨日から溝きり作業がはじまりました。
クワをつかって、溝の泥をかきだし、水はけをよくします。

その作業で面白いのが水辺の生き物にたくさん出会えること。
ゲンゴロウ、イモリ、カエル、カニ・・・そして、ドジョウ!!

ドジョウはつかまえます。
昨日、今日と続けていたので、バケツの中はうじゃうじゃになってきました。

天ぷら、卵とじ、、、どんな料理になるのかな。
本当に小さい頃、母の実家(米農家)で食べさせてもらった以来なので
楽しみです。

なみこ

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アジア学院来訪

2010年9月4日土曜日

今日はアジア学院の学生の皆さんが農場見学とパーマカルチャーの勉強に来てくれました。
アジア学院の紹介はこちらのHPでhttp://www.ari-edu.org/main.html

お昼に到着して、一時間半ほど農場を見ながらとおるさんのパーマカルチャーと農場の様子のレクチャーを聞いて、お昼ご飯を食べて出発というあわただしいスケジュールでしたが、熱心な皆さんの様子にこちらもエネルギーをもらいました。

前に立って英語でお話しするとおるさんの楽しそうな顔も印象的でした。
 本当にさまざまなこと(私は英語がわからないので8割くらい何を言っているのかわからないのですが・・・・)学生さんに伝えようという気持ちが伝わってきました。


私も自分の畑をあんな風に楽しそうに自分の言葉で案内できるようになるように、丹精込めて色々なことを感じながら楽しく畑仕事をしていこうと再確認した一日となりました。

たーぼ

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久々の投稿

2010年9月3日金曜日

早いもので9月に入ってしまいました。
暑い夏、太陽の下、毎日の作業を頑張っていたため!?
ブログもさぼってしまっていました。
まだまだ暑いですが、収穫の秋も近づいてきたので
ブログもちゃんと更新するぞ!

今年の夏野菜は暑さのため、オクラがよくできています。
ツルムラサキとオクラのネバネバが暑い夏にパワーをくれました。

最近のウレシパモシリの農作業は、

★豚や鶏の冬の餌となるサイレージを作っています。
畑の周りの草を刈り、熊手で集めて、軽トラにのせて運び、
カッターで裁断し、タンクに詰めて発酵させます。
汗だくの作業ですが、サイレージが詰まったタンクが一つ一つ増え
家畜たちの「冬の備え」となるので、なんだか安心します。

★秋、冬の葉・根野菜の種まきもほぼ終了しました。
大根、人参、白菜、ごぼう、小松菜などなど。
これも北国に暮らす人々の大切な「冬の備え」です。

★穀類の収穫もはじまりつつあります。
まず第一陣は「黍(きび)」
今年はあまり背が高くならないうちに穂をつけてしまったので、
大きく育った雑草をかきわけ、穂をさがして刈り取ります。
腰を曲げての作業が続きます。
脱穀したら、どれくらい残るかな・・・
春の耕耘からはじまり、種まき、草取りと作業を重ねましたが
その土地の力、水はけ、気候などたくさんのことが作用し
収穫をむかえるのだということを実感しています。
お米の収穫も間近に迫っています。
9月25日頃の予定です。

★来年卵を産んでくれる雛(100羽)もやってきました。
体の色が白黒のホシノブラックという種類の鶏です。
雛の体の色は真っ黒。
ふわふわの毛でぴよぴよ歩き回る姿はとってもかわいいです。
ネズミや他の動物に狙われないように
しっかりと小屋の穴をふさぎましたが まだまだ 油断大敵。


この夏はたくさんの友人、家族が訪れてくれました。
ウレシパモシリとつながるウーファーさんや支援者との
出会いもたくさんありました。

昨日まで北海道からたーぼの両親が来ていました。
「ここは動物も人も本当に穏やかだね」とお母さん。

人が集まる場。共に働き、安心して暮らせる空間。

そんな空間を私もつくりたいなぁ

なみこ