ウレシパモシリ農園日記

農園の様子や作業内容、日々の生活、農への思いなどをアップしていきます。
0

言霊

2010年10月15日金曜日

今日はずいぶん静かな夜です。
これまでずっとボランティアさんやウーファーやお客さんでにぎわっていましたが、昨日の夜、10日間農場のお手伝いに来てくれていた静香ちゃんが、そして、今朝、自転車で日本一周の旅をしながら、植林のための募金活動や路上詩人をしているモリシタンが出発しました。

稲刈り、栗拾い、田んぼの溝堀り、のらぼう菜の定植、エゴマ・タカキビ・小豆の収穫・・・などなどの作業を一緒にしました。休憩やご飯の時、作業しながらおしゃべりして、同じ時間と空間を過ごすのが楽しいです。みんなそれぞれのエネルギーとそれぞれのストーリーを持っていて、新しい風を吹かせてくれる。

昨日は2人が最後ということもあり、夕方早く仕事をきりあげて、みんなで「サティシュ・クマールwith辻信一 今、ここにある未来」というDVDを鑑賞しました。土、魂、社会、食べること、眠ること、歩くこと、、、なんとなくいつも思っていること、感じていることを言葉にしてくれました。

その後は、路上詩人モリシタンが「相手の目を見てインスピレーションで言葉を贈る」お店を開いてくれました。一人ひとり順番に、モリシタンはその人の名前を大切に色紙に書き、相手の目をみつめ、その人が元気になるようなひらめきの言葉を贈ってくれます。

・・・正直、第一印象は、ちょっと動きがおもしろい若者がきたなぁ、という感じでしたが、路上詩人の彼の表情を見て、その言葉を読んで、イメージが変わりました。それぞれの人にとって必要で、励まされるであろうと思われる言葉が書かれていました。私はたーぼと一緒にやってもらいましたが、私たちにくれた言葉もそうでした。
ウレシパモシリのみんなが書いてもらい、彼がこの旅で書いた人数が350人となりました。350人もの人へ言葉を贈る。しかも目をみて、その一瞬のひらめきで。これは本当にすごいことだと思う。誰もができることではない。彼は一人ひとりと向き合い、そうなるように自分を解放しながらその力を得てきたんだろうなぁ。
みんながそんな風に相手に言葉を伝えることができれば、とても素敵なことだと思いました。


なみこ

0 Responses to "言霊"