ウレシパモシリ農園日記

農園の様子や作業内容、日々の生活、農への思いなどをアップしていきます。
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自然農

2011年11月11日金曜日

実は、もう二ヶ月も前になるのですが、青森県で、東北自然農の会があって、2人で参加してきました。実は、私たちは、元々、福岡正信さんの『わら一本の革命』という本に感銘をうけて、農と関わる世界に足を踏み入れました。ですが、本では知っていたものの、不耕起の畑を見るのは、この時が初めてでした。
今、自然農と言われているものは、川口由一さんの方法で、福岡正信さんの農法は自然農法と言うそうです。

この写真は、森のイスキアの、一戸さんが育てている大根と大豆の写真です。
なんの変哲もないような感じなのですが、いろんなおもしろいお話が聞けました。
まず、この畑は今年六月に、草だらけの所を草刈して、草をただ寄せて大根と大豆を直播したとの事でした。
まず、自然農では、不耕起でも、畝は立てる人が多いと聞いていたけれど、この畑には畝がありません。畝を立てないということで、水はけの心配と、大根が、なかなか下に伸びていかないんじゃないかと、疑問に思って一戸さんに質問してみました。

すると、とってもおもしろい答えが返ってきて、うれしくなりました。
まず、一戸さんは、野菜が大きくなって欲しいとか、おいしくなって欲しいとか、そういう事を考えていないんだそうです。というのも、大根や大豆がありのままに育てばいいと思っていて、大根が沢山取れて欲しいという事よりも、硬い土に力強く伸びようとする、大根が食べたいという事でした。これは、エネルギー論みたいなものになっていくかと思うのですが、私は野菜の種を撒くときに、大きく虫に食べられずに強く育って沢山収穫できたらいい。と、思っていました。もちろんそう育ってくれれば良いのですが、この気持ちには、人間の欲求みたいなものが感じられます。人間の都合のいいように、育てたいという欲求です。
でも、一戸さんの畑からはそういうものは感じられません。大きく立派に育たなくても、力強く伸びようと頑張った野菜には、何か違う魅力を感じました。
そのほかにも、一戸さんは、宇宙暦や、マヤ暦にも詳しく、見えない力をフル活用している面白い人でした。そして、一戸さんは、自分の農法を意識農法と名づけてらっしゃいました。

やっぱり、人の畑を見るといろいろ勉強になります。
不耕起の畑もやってみたいです!

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